視察者:ティーエスケイ情報システム株式会社 安田 直

1.見学展示会概要

展示会名: JapanITWeek2018 秋
見学日程: 10 月 24 日(水)~10 月 25 日(木)
概   要:クラウド、モバイル、IoT、AI など各専門展からなる大規模な展示会です。
    セミナーも同時開催しており、アリババ、LINE、楽天などの大手企業の講演がありました。

2.報告

展示全体を通して、RPA の展示が目立ちました。
RPA は、経費チェック処理、ERP、SFA へのデータ入力など主に事務業務に適用できます。
今年は RPA 元年ともいわれていることから、近年は働き方改革、生産性向上に関心が集まっている背景もあり、本展示会でもひと際展示ブースが盛り上がりを見せていました。

各専門展での様子、注目したサービス等は、以下の通りです。

(1)業務効率化

FCE 社の「ロボパット」は、画像認識による業務自動化ロボットです。
アプリケーションを問わず利用することができるため、Excel や Word などオフィス製品はもちろん、自社開発製品でも利用することができます。
使えるアプリケーションに制限がなく、他の RPA と比較して自由度は非常に高いため、顧客業態問わず紹介できると考えています。

(2) クラウド専門展

AWS、Azure、アリババ、GCP などのクラウドプラットフォームに付随する製品の展示が多く見受けられました。特に AWS、GCP 関連の製品が多く見受けられました。
トップゲート社の GCP 代行サービスでは、支払い代行の他に利用料も減額されます。
GCP は今注目を集めるサービスのため、GCP 導入を検討されているお客様にご紹介できると考えています。

(3)モバイル

ビジコム社の「BCPOS」は、アリババの AlipayPay、ビットコインなど様々な電子マネーに対応していました。また大塚商会の「ApaRevo」等 O2O で連携が可能です。

(4)セキュリティ

サイバーセキュリティクラウド社の「攻撃遮断くん」は、監視対象となるサーバにエージェントをインストールすると、監視センターにログを送信します。これにより不正な通信や攻撃を遮断します。
デモンストレーションで特に目を引いたのが、管理画面の分かり易さです。クロスサイトスクリプティング、SQL インジェクションなど、今どのような攻撃を受けているのかが色分けされており、一目で状況が分かるようになっていました。
また、DDoS 攻撃などで損害を受けた場合、1,000 万円までの補償を受けられる損害保険ジャパン日本興亜のサイバー保険を付けることもできるとのことです。

所感

クラウド基盤は、既に海外大手企業の寡占化が進んでおり、その中で中小企業はアドオン、管理ツール、代行サービスなどの付加価値などを提供していると感じました。クラウドプラットフォームは、強固なセキュリティや大規模な設備など、特に莫大な投資がいるため、今後もその傾向は変わらないと考えています。

またどのブースでも、AI、RPA といったワードが多く掲げられていました。それだけ現在働き方改革がブームを迎えているのだと感じました。

RPAについては、各ブースの話を聞く限り、特に金融機関やその関連施設などでの定型事務業務で導入が進んでいるようです。ある RPA 展示ブースの説明員からは、今後は比較的定型業務が多い自治体で導入が進むのではないかという話がありました。私が担当している自治体顧客では、まだ RPA 導入の動きは進んでいません。島根県全体でも、導入が進んでいる自治体は少ないと感じています。そのため、先駆けて導入して効果を上げられる可能性があります。弊社の自治体ビジネスに活かせるか、社内の営業に情報提供をしていきたいと考えています。

ビジコム社の電子決済+O2S 連携、サーバーセキュリティクラウド社のサイバーセキュリティ+損害保険など業種・技術の垣根を超えた複合的なサービスも目立ちました。ビジネスにおいては、あらゆるサービスの組み合わせが考えられるという点を再認識しました。

様々なサービスが非常に多くあり、大変勉強になりました。
今後のビジネスに活かせるよう、社内、お客様へ情報展開していきたいと考えています。

                                               以上

ITOC記入情報

今回の報告書は、「平成30年度若手エンジニアITトレンド調査委託企業の募集」として島根県内IT企業に依頼しました。