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mruby/c|チュートリアル mruby/c

Raspberry Pi Pico 2 W と PicoRuby ではじめる、IoTハンズオン

2026年03月09日

しまねソフト研究開発センターでは、超軽量なRuby実装「PicoRuby」と「Raspberry Pi Pico 2 W」でIoTプログラミングを体験する方法を詳しく解説されたチュートリアルを紹介します。

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しまねソフト研究開発センター(以降「ITOC」)では、東専門研究員が組み込み・IoTデバイス開発向けRuby言語「mruby/c」の研究開発に取り組んでいます。

この「mruby/c(VM)」と「mruby互換コンパイラ(PicoRubyコンパイラ)」を統合した超軽量なRuby実装「PicoRuby」を用いて「Raspberry Pi Pico 2 W」でIoTプログラミングを体験する方法を詳しく解説されたチュートリアルを紹介します。

目的と概要

  • このチュートリアルは「PicoRuby」で「Raspberry Pi Pico 2 W」に内蔵された周辺機能(ペリフェラル)を使って外部機器の制御やセンサデータを取得するとともに、センサデータをクラウドサービスに送信するIoTプログラミングを体系的に解説されています。
  • このチュートリアルを通じて、マイコンに馴染みの無い方でも軽量Ruby言語を使ったハードウェアの扱い方を理解しながら、個人またはワークショップでの開発で実践してもらうことを目的としています。
  • このチュートリアルは、執筆者である羽角均氏が欧州最大級のRuby開発者コミュニティのカンファレンス「EuRuKo 2025」で実施したワークショップ「PicoRuby Hands-on: Internet of Things Edition」の内容に基づき、再編集されたものになります。

学べること

  • マイコン上でPicoRubyを動作させるためのセットアップとLED制御(Lチカ)
  • マイクを使った音量レベルの検出と内臓温度センサの制御方法
  • ブザーを使ったメロディの演奏とLEDの明るさ制御方法(LEDビジュアライザ)
  • マイコンプログラミングにおけるPicoRubyの便利なGemsの活用方法
  • Wi-Fi機能とhttp通信でセンサデータをクラウドサービスに送信する方法

こんな方におすすめ

    • 「C言語は難しそう」と敬遠していたが、マイコン制御に興味がある方
    • Webアプリ開発のスキルを活かして、IoTシステム開発の第一歩を踏み出したい方
    • Rubyで手軽にIoTプログラミングを始めてみたい方

 

「PicoRuby」とは?


PicoRubyとは、mruby/c VMとmruby互換コンパイラ(PicoRubyコンパイラ)を統合した超軽量なRuby実装です。PiroRubyの主要なアプリケーションに「R2P2 (Ruby on Raspberry Pi Pico)」というマイコン上で動くシェルシステムがあります。また、「Picogem」というライブラリ管理システムによって、クラスやメソッドを選択的に追加できます。GitHubはこちら

 

「Raspberry Pi Pico 2 W」とは?


Raspberry Pi Pico 2 Wとは、Raspberry Pi財団が独自に開発した高性能かつセキュアなRP2350Aマイコンを搭載したマイコンボード「Raspberry Pi Pico 2」に無線モジュール「CYW43439」を搭載したモデルです。2.4GHz Wi-FiおよびBluetooth 5.2が利用可能です。「Raspberry Pi Pico 2 W」の製品URLはこちら

準備するもの

以下をご準備ください。なお、準備物の詳細および数量はチュートリアルをご覧ください。

  • マイコンボード:Raspberry Pi Pico 2 W
  • 開発用PC:Windows / Linux / macOS
    • 重要:会社のセキュリティポリシー等によって開発用PCがUSBメモリに書き込みを禁止している場合は動作しません。
  • USBケーブル:データ通信が可能な以下の接続端子を有するもの(充電専用ケーブルは使用できません)
    • マイコンボード側:USB Micro-B
    • 開発用PC側:ノートパソコンと互換性があるもの(Type-A、Type-Cなど)
  • 電子部品:LED、アナログマイクモジュール、圧電ブザー、ブレッドボード、1kΩ抵抗、ジャンパーワイヤ

チュートリアルの公開先

ソースコードとドキュメントの記録・共有サービス「Gist」でチュートリアルを公開されています。
※以下のリンクをクリックすると外部サイト「Gist」へ移動します。

【チュートリアル】Raspberry Pi Pico 2 W × PicoRuby Workshop
#1 日本語|セットアップ & LED 制御
English|Setup & LED Control
#2 日本語|マイク & ADC
English|Microphone & ADC
#3 日本語|ブザー & PWM
English|Buzzer & PWM
#4 日本語|便利な Gems
English|Useful Gems
#5 日本語|Internet of Things
English|Internet of Things

注意:#5「Internet of Things」で解説するクラウドサービス(IoTデータ収集サービス)は、ご自身で必要な環境を準備いただく必要があります。

執筆者紹介

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羽角 均 氏


PicoRubyおよびキーボードファームウェアPRK Firmwareの開発者。mrubyおよびmruby/cのコミッター。2020年と2022年にフクオカRuby大賞の大賞を受賞。さらに2021年にはRuby Prizeの最終候補者にもノミネート。

留意事項

※1 Raspberry Piは、Raspberry Pi Ltdの登録商標です。また、記載されている製品名などは各社の商標または登録商標です。

※2 本チュートリアルの内容はITOCが確認した参考情報としての扱いであり、ITOCがその内容を保証するものではございません。

※3 本チュートリアルは、予告なく変更を加わる場合がございますので、予めご了承ください。

※4 本チュートリアルで紹介している内容は、2026年3月時点の情報に基づいたものです。

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