Tool:-HoloLensOculus Rift
Date:-2018/08/26
Time:-13:00-18:00
Place:-AJITO

開催の目的

VR/AR/MR技術はゲームばかりでなく、医療分野や建築分野などのビジネス分野でも活用が始まっています。そのような先進的な開発事例を県内エンジニアに向けて広く紹介し、開発手法を学ぶことで利活用を広げていくことを目的に開催しました。

講師

◆山田宏道 氏 (株式会社トルクス 代表取締役)
大学(機械工学)を卒業後、デジタルハリウッドにてCGプログラムを学び、ゲームプログラマを5年間、フリーランスプログラマを経て、現会社を設立。
その後、「地域おこしVR研究会(現:「地域おこしxR研究会」)」の発足を行い、定期的に技術的な勉強会を企画していて県内での普及活動に努めている。

◆近藤義仁 氏(GOROmanさん)
元々はゲームプログラマーで、2012年クラウドファンディングKickstarterにてOculus Rift DK1に出資。2014年Oculus Japanの立ち上げに参画し、日本にVRを広めた。その後Oculus(現Facebook)を退職し、現在は株式会社エクシヴィ代表取締役、VRエヴァンジェリストとして活動中。業界では通称「GOROman」として有名。

島田侑治 氏 (Yuujiiさん)
OculusRift DK1登場時からVRの持つ可能性に惹かれ、2013年8月開催のOculus Festival in Japanの立ち上げに参加。現在は株式会社ホロラボのCTO。xRコミュニティでも精力的に活動しており、通称「ゆーじ」として有名。

◆渡部 晴人 氏 (野生の男さん)
島根県松江市出身で県内企業に勤めながら、VRコンテンツの開発を行う。その後島根県内企業を退職し上京、現在は株式会社グミに所属しxRealityの業務に従事している。プライベートで開発したVRコンテンツで受賞多数、メディア掲載も豊富。業界では通称「野生の男」として有名。

セミナーの内容・様子

【概要】
4名の講師による座学とパネルディスカッション(質疑応答)後、デモ体験会を通じてVR/AR/MR開発の参考となる以下のような内容を実施しました。

【内容】
はじめに山田氏より、「XRと地域おこし」をテーマに、「地域おこしXR研究会」を自ら起ち上げるに至った経緯と、地方の問題解決への取り組みついてお話しいただきました。

次に渡部氏(野生の男さん)から「島根から世界へ」と題して、松江市出身であるご自身の経験談を交えながら、「島根から世界を動かす一員にはなれる」と語っていただきました。

島田氏(Yuujiiさん)には、「明日からはじまる未来の話」として、「空間コンピューティング」を実現するMR活用の事例を「Mixed Realty × ○○」という形で、さまざまな分野でMRが活用されていることをご紹介いただきました。

最後に近藤氏(GOROmanさん)から、「ミライのつくり方 島根出張編」と題して、VR/ARによって、住む場所に捉われない世界が来る=地方のディスアドバンテージがなくなる未来がやってくることをお伝えいただきました。

パネルディスカッションでは、4名の講師が機器を装着し、xRへの熱い思いと、今後の展望について、受講者からの質疑応答も交えながら語っていただきました。その後、デモ体験会・交流会では、機器の体験と国内でもわずかしかない「Magic Leap」の話を聴くことができる貴重な場となりました。

事務局の感想 

最前線で開発をされているからこその情報や考え方を知ることができました。
参加者の方からも、開発へのモチベーションが高まったという声があり、新しい生活の仕方や新しいサービスの創出など、xRがもたらすミライを期待せずにはいられません。
今後もますます加速していくであろうxRの動向をウォッチしていきたいです。